フィリピン講師の英語ってなまりがあるの?
ネイティブ英語のほうがいいの?
オンライン英会話を始めようとした時に、フィリピン講師が非常に多くネイティブではないフィリピン講師の英語は大丈夫なのか疑問に思った事はありませんか?
現在、オンライン英会話はフィリピン講師が多数在籍しています。オンライン英会話になぜフィリピン人講師が多いのか?フィリピン人と英語の関係について解説していきます。
フィリピン人と英語の関係
オンライン英会話にフィリピン人が多い理由として、英語力が高い・人件費が安い・日本との時差が1時間程度・勉強に熱心な国民性ということが挙げられます。
フィリピンの公用語はフィリピン語と英語です。
フィリピン語はタガログ語を基本とした言語で、特に首都のマニラ周辺で広く話されています。よく日本では子どもの夏休みにセブ島留学などがありますが、セブ島ではタガログ語や英語が使われます。
フィリピンでは国語の公用語は英語、新聞も全て英字。戦後にアメリカに占領されていた時期もあり、学校制度や言語についてもフィリピンはアメリカの影響を強く受けていました。
もともとフィリピンには170種類以上の言語が存在し、国全体で共通の言語が必要でした。アメリカ統治下で英語が普及し、国際的なコミュニケーション手段として英語が重要視されるようになったと言われています。
フィリピンの英語使用率は非常に高く、国民の9割が英語を話せると言われています。また、学校教育では英語が必修科目となっており幼少期から英語に触れる機会が多く小学校1年生から英語の授業が始まり英語の環境が整っています。小学校高学年になると、授業が英語で行われる事が一般的です。
フィリピン英語はアメリカの影響が強く、今では教育やビジネスなど幅広い場面で使われています。
フィリピンは幼少期から英語の環境が整っているんですね
なぜオンライン英会話はフィリピン人が多いのか?
英語力が高い | 小学校1年生から英語教育が導入されており高学年になると英語で授業を行う為、英語が話せる |
人件費安い | 日本より人件費が安い特徴があり、オンライン英会話では低価格で質の高いレッスンができる |
日本との時差が小さい | 時差が1時間程度なので日本の夕方から夜にスムーズにレッスンを受けることが可能 |
勤勉で熱心な国民性 | 英語力向上の為に積極的に教えてくれる |
フィリピンは発展途上国である為、賃金水準が低い傾向にあります。また、フィリピンの物価は日本に比べて非常に安いため、低い賃金でも生活できます。マニラ首都圏では、2023年7月に最低賃が引き上げられ日給が約104円となり、フィリピンの平均月収は3~4万円と言われています。専門でスキルを持つ人は月収10万円以上になる場合もあります。(あくまで一般的な情報であり、収入は個々のケースで異なる為、最新の情報を参考)
その為、フィリピン人講師を雇うことによりオンライン英会話スクールのレッスン料を安く提供することができます。
レッスン料が最小限に抑えられ、家計の負担にならないことが本当に助かります!
フィリピン人が英会話講師に向いている理由
フィリピン人にとって英語は第二言語として英語を勉強してきた為、フィリピン講師は英語のレベルも高くそれに加えて英語学習者としての視点も兼ね備えています。
よくアメリカ人の友人が、「私は・私が・私の・私を」や音が同じ「雲・蜘蛛」の日本語が分からないと言いますが日本人の私達はいちいち意味まで考えて日本語を話していないと思いませんか?
なぜ「私は」なのか「私が」なのか考えたこともないですし、同様に「1ぴき・2ひき・3びき」なども日本人からしたら説明できません。
Why is the word “watasiwa”?
( なぜ「私は」なの?)
I don’t know.
( 知らな~い )
よく娘とアメリカの友人がこんな会話をしているのをよく聞きます。
実際にネイティブ講師に学ぶメリットもありますが、どのようにしたら英語を学び安いのかを知っているのも彼らフィリピン人なのです。
同じ第二言語学習者として英語習得の仕方を知っている所が非ネイティブ講師のメリットです。
2022年のEF EPI英語能力指数の調査では、フィリピンは世界22位、アジアではシンガポールに次いで2位!
日本は80位なので比較すると圧倒的に高い数値です。フィリピン人の92%が英語を話すことができ、英語人口は世界で3番目に多いです。
フィリピン人の英語力は世界的に見てもとても高いレベルで日本人と比べて圧倒的に優れています。
子どもの頃から英語環境で育っているので英語力は圧倒的に高いですね
フィリピン人は明るくてとても勤勉でフレンドリーな国民性です。その為、日本人との交流がスムーズに進みやすいです。
実際にオンライン英会話を我が家の娘は5年やっていますが、初めて受講した時は英語が全く分からなかったのにもかかわらず暖かく接してくれて安心しました。
現在でも学校から帰宅し、疲れてオンライン英会話に気が乗らない時でも明るく接してくれて、講師の方たちの笑顔にとても安心感があります。
近年、日本とフィリピンは経済的に繋がりが強くビジネスや観光、留学などで交流が進んでおり両国の人々の理解が深まっています。
特に子どもは英会話レッスンが楽しい事が重要です!
フィリピン人の英語の訛りは?
フィリピン人の英語はアメリカ英語に近く、聞き取りやすくきれいな発音ではありますが「訛り」はあります。
例えば・・・
フィリピン英語 | ・母音の発音が特徴的。” i “の音が「イ」と発音されることが多い。” e “の音が「エ」となる。 ・イントネーションはフィリピン語のリズムやメロディーに影響されている為、ネイティブとは異なる。 ・フィリピン特有の表現やスラングがある。 |
アメリカ英語 | ・” r ”の音が強調されることが特徴的。 ・イギリス英語の「chips」はアメリカ英語では「potate」というように特有の表現がある。 ・「colour」(イギリス英語)に対して「color」(アメリカ英語)というように母音の有無や「u」の有無がある。 ・地域によってスラングや言い回しが違う |
イギリス英語 | ・” a “の音が長く発音される。 ・イギリス英語では「have got」を使うことが一般的だが、アメリカ英語では「have」を使い文法の使い方の違いがある。 ・地域によってスラングや言い回しが違う |
オーストラリア英語 | ・イギリス英語をベースとしている ・Rの発音が弱く舌を巻かない発音 ・アメリカ英語で「エイ」と発音される”A”がオーストラリアでは「アイ」と発音される ・イギリス英語のように”can’t”を「カント」と発音する ・「G .K. T」の発音が聞き取りにくい ・独自のスラングがある |
英語圏の英語 ( アメリカ・イギリス・オーストラリア ) を比べてみるとそれぞれに「発音の仕方」「特徴」「訛り」があることが分かったかと思います。
「訛りのない英語」は厳密には存在せず、英語には様々な国や地域で話される方言やアクセントがあり「標準英語」と言えるものがないのです。
実際にアメリカのNY出身の友人はオーストラリアに旅行に行った時、「英語が分からなかった」と言っていたのが衝撃的でした。完全なネイティブ英語が母国語なのに他の国に行くと分からないなんて同じ英語圏なのにこのようなことが発生するそうです。
実際にフィリピン講師やアメリカ講師に普段レッスンを受講していた私も娘とオーストラリア旅行に行ったときは、英語なのに全く聞き取れず、娘は30%位聞き取れない位難しかったと言っていました。
このような経験から
- 訛りのない英語は存在しない
- 重要なのはコミュニケーション能力
- 色んな国のアクセントに触れる
現在我が家の娘(8歳)は、フィリピン講師のオンライン英会話レッスンを受講していますが、日本人講師・アメリカの友人・フィリピン講師・オーストラリアの友人に娘の発音はとてもナチュラルで綺麗とよく褒められます!
なので、ネイティブにこだわる必要は全くなく、コスパも良く楽しく学べるフィリピン講師のオンライン英会話がおすすめです。フィリピン英語が非ネイティブだからと言ってフィリピン人講師で普段レッスンを受けている我が家からしたらとてももったいない話です。
子どもは楽しくないと英語は続かないことが多いので、まずはオンライン英会話レッスンの体験をさせてあげてください。
英語の訛りを気にするより、まずは英語を楽しく学び自分の意見を伝えられる、話せる能力を身につけることが最優先です。
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